言葉の大事さについて

先月の話になりますが、コピーライターをお探しの地元企業があったので、営業へ行ってきました。
はっきり言って、いまの時代にライターを探そうという企業は希少です。ここ10年くらいは、むしろ「日本語の文章なんて誰でも書けるじゃん。ライターなんて要らないよね」という考え方がメインストリームになっています。
経費を削減しなければならない状況の中で、もっともカットしやすい部分を切ったらそうなった、ということでもあるかもしれません。

その地元企業さんも、ライターなしで販促ツールをつくったことがあるそうです。
しかし、仕上がったものは、文言の面で大変不満だった、と。自分たちの伝えたいことを言葉で表現するのに、ものすごく苦労した、やはり言葉のプロに加わってもらったほうがいい、ということになり、ライター募集を告知したのだとお話しになっていました。

ほかのお客様も、もしかしたら同様の感想をお持ちなのでは・・・?
言葉の大事さを、お客様のほうが先にお気づきになっているとしたら、つくり手として、それに応えられる体制でないと、ちょっとまずいですよね。

これはライターの責任ですが、ライターだけでどうにかできる問題でもありません。デザインも含めて、みんなで考えていかないと、変えるのは難しいと思います。

だからかんたんコピー塾へ・・・などと、我が田へ水を引き込むようなことは申しません。
ただ、言葉について、もう一度よく考えてみていただけたら嬉しいです。